【知らなきゃ損!】カラダの専門家が解説!ピラティスで効果的な呼吸の仕方とは?

今回は、

ピラティスの効果を引き上げるための

大切な胸式呼吸の基礎や実践方法を

体の専門家の視点から

解説していきたいと思います。

まずは結論から!!

【結論】

横隔膜を意識して
呼吸する習慣を身につけよう!

横隔膜を活性化させた

呼吸の仕方を身につけましょう。

姿勢改善に役立つだけでなく、

腰痛予防や手足や体の動きがスムーズになります。

適切な呼吸を毎日1分程度行うだけで、

体の動きが変化することに気がつくでしょう。

今回は、横隔膜の役割や呼吸で

意識するポイントについて解説していきます。

目次

横隔膜ってどんな役割があるの?

始めに横隔膜の構造と作用について理解することが

適切な呼吸を行うためには重要となります。

【起止部】
①肋骨部 第7-12肋骨(肋骨弓下縁)
②腰椎部 
内側部:第1-3腰椎椎体、椎間板、左脚・右脚部の前縦靭帯
外側部:内側・外側弓状靭帯
③胸骨部:剣状突起の後面

【停止部】腱中心

【作用】
・呼吸(横隔膜・胸郭呼吸運動)
 に最も重要な筋肉。
・腹腔内圧への加圧を助ける。

引用:プロメテウス解剖学コアアトラス 医学書店

この辺はざっくりと

押さえてもらえれば大丈夫。

シンプルに解釈すると、

・肋骨の下をドーム状に覆う筋肉
・呼吸を行う際には横隔膜が上下に動く
・横隔膜には体を安定させる役割もある

この程度の解釈でOKです!

その他にも、

横隔膜には以下のような効果があると

科学的に証明されています。

肋骨-横隔膜呼吸パターンの促進が平衡感覚の改善に関連している可能性がある。片脚立位でのエラー率の減少は、8 週間の研究期間にわたる参加者の呼吸スコアの改善と関連していた。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28259495/

呼吸機能が改善すると片脚でのバランス能力が高くなる!歩きも軽くスムーズになる!

横隔膜の刺激により、腹腔内圧は最大随意圧力増加の27~61%増加、脊椎の剛性は安静時の8~31%増加した。腹腔内圧は L2 および L4 レベルの剛性を増加させた
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16023475/

横隔膜が活性化すると、体幹が安定して
腰の椎間板ヘルニアや腰椎すべり症などの改善にも役立つ!

体幹を屈曲させた状態で自発的に生成できる最大 IAP 振幅の約 15% まで IAP を人為的に増加させると、体幹伸展モーメント (約 6 Nm) が記録された。効果の大きさは圧力の増加に比例した。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11182126

息を吸って横隔膜に刺激が入るだけでも、
体が起き上がり姿勢改善にも効果的!

このように横隔膜を活性化させる事で

腰周りの障害予防や歩きが軽くなる、

姿勢が改善するといった

数多くのメリットがあるんですね。

横隔膜を活性化するためには
◯◯を意識しよう!

横隔膜の活性化するための

呼吸の仕方について解説致します。

先に結論をお伝え致します!

呼吸で横隔膜を活性化するために剣状突起(みぞおち)の上下動を意識しよう!

このサイトをご覧になっている

皆さんもやってみましょう!

①あぐらになり、背筋をまっすぐ座る。
②バストの間にある胸骨を両手で触れ、骨盤の方へスライドして”みぞおち”を見つける。
③ みぞおちを見つけて優しく指先でタッチ。
④息を吸うときに下へ指先で引き下げる。
⑤息を吸うときに上に指先で引き上げる。

いかがでしょうか?

みぞおちの部分に献上突起があるので

最初のうちはみぞおちに触れおくだけでもOKです。

まずは感覚を掴むことに集中するために

目を閉じてゆっくりと呼吸する事をオススメします。

上手く呼吸できた後には、

体が楽に動ける感覚が得られます!

ピラティスでは胸式呼吸が大切と言われますね。

この ”剣状突起” を意識した

胸式呼吸を行うことで、

腰周りの安定性を最大限に高めることができます。

体の土台が安定しているからこそ、

手足や背骨本来の動きがしやすい状態を

作り出せるようになるんですね。

まとめ

・横隔膜には呼吸だけでなく体幹を安定させる役割がある。
・横隔膜が活性化すると姿勢改善や腰周りの安定改善に効果的。
・剣状突起(みぞおち)上下の動きを意識すると横隔膜の活性化につながる

今回は横隔膜に着目した

呼吸方法について解説しました!

呼吸はいつでもできる体幹トレーニングなので、

隙間時間にこまめに取り入れてみることを

お勧め致します。

ご覧頂きありがとうございました!

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