【理学療法士だから知っている】ピラティスの3つのデメリットと対処法について解説!

どうもこんにちはー!フジイエです!
今日も体の勉強をしていきましょう!

今回は、ピラティスの3つのデメリットと

対処法について解説していきます。

【この記事から学べる事】
・ピラティスのメリットを理解できる
・ピラティスで対処しにくいケースが分かる
・デメリットに対する対処法を理解できる

それでは、早速始めていきましょう!

目次

ピラティスの3つのデメリットとは?

ピラティスの良さだけを見るのではなく

苦手分野をきちんと押さえておくことで

適切なセルフケアが可能となります。

以降、詳細について解説していきます。

足関節の動きを改善しにくい

ピラティスには『体の中心から整える』

という考え方があります。

マシン・マットを含めて

500種類以上あるエクササイズのほとんどが

体幹や肩甲骨、股関節といった関節の動きの改善に

フォーカスして作られています。

足は、唯一地面と体が接地する場所です。

足首の捻挫や扁平足・外反母趾などの影響で

足のバランスが崩れた不安定な状態では、

立位となった瞬間に不安定な状況に戻るため

ピラティス本来の効果を実感しにくくなります。

筋肉質な大きな身体は作れない

ピラティスは

『体の効率的な動き・体の負担が無い姿勢』

を学習するためのエクササイズです。

筋肉を大きくしたい場合には

ある程度追い込む必要があるため、

通常のピラティスでは効果は期待できません。

立位でのエクササイズが圧倒的に少ない

ピラティスは、

立位でのエクササイズが少ないため、

日常生活やスポーツ特有の立位で行う動きを

意識的に取り入れる必要があります。

極論を言うと、

歩行には歩行練習が必要なのです。

そのため、普段の臨床では

立位からのどのような動きで悩んでいるのかを

毎回必ず確認して、エクササイズに

落とし込むことが大切になります。

デメリットに対する対処方法

足部のセルフケアを行う

足部の動きが悪くなると、

体全体のバランスに影響が出ます。

普段からセルフケアを行うことがおすすめです。

アキレス腱をつまんでほぐしたり、

ふくらはぎやスネの筋肉をストレッチしたり、

足裏をテニスボール等でコロコロするだけでも

立位でのバランス感覚が改善します。

ピラティスでの体の変化を

より実感できるようになります。

オールアウトまでエクササイズを反復

女性視点で考えると、

『体のラインにメリハリをつけたい方向け』

の運動方法になります。

最新の研究では、

低負荷の運動でも高負荷の運動でも

オールアウト(自分の限界)するまで

エクササイズを反復すると

筋肥大につながると言われています。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33433148/

男性視点から考えると、

ガッチリしたカッコ良い体を作りたい

と考える方には

特におすすめできる方法です。

ピラティス以外の立位運動を取り入れる

足をついた状態での運動も

多めに取り入れましょう。

特に、大股歩きはおすすめできます。

人間の基本能力は全て歩くことから始まります。

大股歩きは、

歩行の動作パターンの再学習に効果的です。

壁ギリギリに体を正面から近づけて

スクワットするのも

股関節を活性化するのでおすすめです。

Vプランク(プランク姿勢からお尻を持ち上げる)も

姿勢改善に大切な『もも裏のストレッチ』

になるのでおすすめです。

まとめ

ピラティスは体の中心から整えることに特化したエクササイズ。ピラティスのみでの足部への個別的なアプローチは難しいため、足部のケアを入念に行いましょう。

ピラティスは、身体コントロールに着目したエクササイズのため筋肥大にはつながりません。低負荷でもオールアウトまで反復することで筋肥大も可能となります。

ピラティスは立位でのバリエーションが非常に少ないため、ピラティス以外の運動も積極的に取り入れましょう。特に、大股歩きは歩行本来の動作パターンの強化になるのでおすすめです。

ピラティスのデメリットを知ることで

メリットが鮮明になります。

『体の中心から整える』という特性を生かして

ピラティスを楽しんで頂きたいと思います。

ご覧頂きありがとうございました。

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